「ゴムじゃないコンドーム」をキャッチフレーズに、
日本初ポリウレタン製コンドーム「サガミオリジナル」を全国発売。
爆発的な大ヒットとなる。
工場未出荷品の一部に不適合品が発見され、即時自主回収を決断。
原因究明に全力をあげる。
工場設備の徹底的な改善とダブルチェック検査システムの導入を行い、「サガミオリジナル」を再び発売。
サガミが行ってきたことを報告した新聞広告は、
誠実な企業体制が評価され、その年の「日経広告賞」を受賞。
世界進出の第一歩として、
フランスで発売開始。
ラインアップ充実のため
「サガミオリジナルLサイズ」
「サガミオリジナルクイック」を発売。
徹底的にうすさを追求し、技術革新を続けた結果、
世界初20ミクロン台のコンドーム「サガミオリジナル002」を発売。
発売後1ヶ月で
売り上げ箱数No.1を獲得。
1998年より協賛している「さびしんぼナイト」の
観客動員数が
6,000人を突破。第一線で活躍する
DJやアーティストが
出演する
日本最大級の
クラブイベントとして定着。
薄膜技術の限界に挑戦した
「サガミオリジナル プレミアム」を発売。
「サガミオリジナル002宣伝大使」を任命し、
コンドームの使用を促すPR活動、メディアキャラバンを開始。
グローバルキャンペーン「LOVE DISTANCE」が話題となる。
TVCMはカンヌ国際広告祭 フィルム部門で金賞、
他にも
数々の世界的広告賞を受賞。
また、日本ではじめて、
ゴールデンタイムに放送された
コンドームCMとなった。
さらにうすく改良した「サガミオリジナル002」を
リニューアル発売。
No.1コンドームとしての地位を
確固たるものにする。
サガミのポリウレタン製コンドームが
世界50ヶ国で販売展開。
コンドーム史上初0.01ミリ台(当社測定)の皮膜を実現した
「サガミオリジナル001」を発売。予想を大きく上回る
売り上げで
一度販売を休止したが、
2014年全国発売開始。
73種類に及ぶ動物の求愛行動を編纂した
世界でも類を
見ない図鑑
「ACT OF LOVE〜愛は、行動するもの。〜」
を発刊。動物の求愛行動をダンスで
再現したPVは、カンヌ
国際広告祭
フィルム部門で銅賞、クリオ賞で銀賞を受賞。
サガミオリジナル発売20年を迎えた。
東京オリンピックで盛り上がる1964年、ある製薬メーカーからサガミに「医者が手術用に使う手袋をポリウレタン素材で作れないか」という打診があり、開発を進めたところ、ポリウレタンの優れた強度から「この技術をコンドームへ転用できないか」というある研究者の発案が採用され、翌年、ポリウレタン製コンドームプロジェクトが正式にスタートした。開発を進めるうち、量産化への設備投資が非常に高額になるとの予測や、1980年代のエイズ騒動、人口増加によりコンドームの需要が高まり、サガミでもゴム製コンドームの量産化へ開発をシフトしていったことから、1984年 プロジェクトを一時凍結することになった。プロジェクトに再び光があたることになったのは1991年。バブル崩壊後、今までにないコンドームを作ろうと、ポリウレタン製コンドームの開発部門を新たに編成し、再開発、再研究に着手。そして1994年、ついに製造技術の確立に成功した。プロジェクト発案から実に30年の月日が経っていた。1996年にはサガミはプロジェクトへの大規模な投資を決定、マレーシアのイポー市に生産工場の建設が開始され、翌年5月に工場建設が無事終了。サガミオリジナルの生産を開始することとなった。