コンドームの歴史をご紹介します。
紀元前3000年頃 (初期エジプト王朝時代) |
動物(ヤギ、ブタ)の盲腸、膀胱が使用されていたようです。しかし、現在の避妊具や性病予防具としてではなく、熱帯病や昆虫の咬刺から陰茎を守る保護具やセックス時の小道具、身分・地位のしるしとして用いられていたようです。 |
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1564年 | イタリアの解剖学者ファロピウスが性病予防の目的でリネン鞘(sheath)を使用しました。 |
1671年 | 牛の腸膜を製鞘して使用されていました。 |
1689年 | イギリスの産婦人科医コントンが、魚の浮き袋を使用していたようです。 |
1844年(江戸時代) | 米国のグッドイヤーや英国のバンコックがゴム技術を発達させたことで、ゴム製コンドームの原型が出来たようです。この頃江戸時代である日本では、性具として鼈甲や水牛の角、革製の甲型などが使用されていました。 |
1874年(明治7年) | 避妊具、性病予防具としての本格的なコンドームが出現しました。 |
1909年(明治42年) | 溶剤に溶かしたゴムを成形し、国産コンドームの第1号が出現しました。この頃はまだ遊興が目的であり、品質的には大変おそまつなものであったようです。その後「敷島サック」等が次々と売り出されました。 |
1933年(昭和8年) | 現在のコンドームの基礎となるラテックス製コンドームが誕生しました。この頃は主に性病予防具として用いられていました。 |
1950年頃(昭和25年頃) | 1948年に公布された優生保護法により、受胎調整運動が推進され、避妊具としての需要が高まりました。 |
1979年(昭和54年) | 世界で初めてエイズウィルスが発見されました。 |
1981年(昭和56年) | 日本人のエイズ患者第1号が報告されました。 |
1986年(昭和61年) | 唯一のAIDS予防具として、コンドームの世界的需要が高まりました。 |
1996年(平成8年) | コンドームにおいても(JIS日本工業規格)とISO(国際標準化機構)とを整合させる要求が起こりました。 |
1998年(平成10年) | 日本初のポリウレタン製コンドーム「サガミオリジナル」発売開始。 |
2002年(平成14年) | フランス・スイスを皮切りにポリウレタン製コンドームが世界で発売開始される。 |
2005年(平成17年) | 世界初の「うすさ0.02㎜」を実現した「サガミオリジナル002」発売開始 |
2011年(平成23年) | ポリウレタン製コンドームが世界45ヶ国で販売される。 | 2013年(平成25年) | 世界初の「うすさ0.01㎜」を実現した「サガミオリジナル001」発売開始 |